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特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール(1)
尿路結石のクリニカル・パール
Clinical pearls in urinary stone
宮澤 克人
1
,
井上 慎也
1
,
中澤 佑介
1
Katsuhito Miyazawa
1
,
Shinya Inoue
1
,
Yusuke Nakazawa
1
1金沢医科大学泌尿器科学教室
キーワード:
尿路結石
,
エンドウロロジー
,
再発予防
Keyword:
尿路結石
,
エンドウロロジー
,
再発予防
pp.874-877
発行日 2014年10月20日
Published Date 2014/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200015
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要旨 尿路結石症は日常臨床で遭遇する頻度が高い疾患であり,その患者数は増加し続けている。診断における画像診断には超音波検査やCTが国内外の診療ガイドラインで推奨されているが,その選択には放射線被曝量を含めた利点と欠点を考慮する。治療においては排石促進,ESWL,エンドウロロジーが3本柱となるが,長期間にわたって排石を期待し続けることはせず,積極的治療への移行を試みる。ESWLでは事前に砕石効果を予測して効果的な破砕を心がけ,合併症の回避に努める。尿路結石症は再発率が高く,加えて生活習慣病との合併も多く,メタボリックシンドロームの一疾患との概念も提唱されているので,治療後は生活習慣の改善を含めた適切な再発予防が必要である。
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