病院めぐり
帯広厚生病院泌尿器科
佐澤 陽
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1帯広厚生病院泌尿器科
pp.801
発行日 2014年9月20日
Published Date 2014/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103691
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帯広厚生病院は1945年6月に北海道厚生農業協同組合により開設されました。以後,次第に診療科が増加し,施設の増築も行われ,現在は病床数748床,診療科20科,研修医も含めた医師数150名,1日外来患者数1,600名ほどの十勝地域で最大規模の病院です。北海道十勝地域は秋田県や岐阜県とほぼ同じ広さに,35万人ほどが暮らしております。農業が盛んで,食料自給率は1,100%とも言われています。畜産も盛んで,十勝ブランドの肉類も生産されています。冬は寒いですが,日照時間に恵まれ,過ごしやすい地域となっております。帯広市は十勝平野のほぼ中央に位置し,十勝地域の中心都市です。ばんえい競馬が有名で,最近では映画“銀の匙”の撮影により,その風景をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
泌尿器科は1955年に皮膚泌尿器科として開設されましたが,1959年に泌尿器科として分離しました。1998年4月~2013年3月まで,坂下茂夫先生が主任医長として永らくご活躍されました。北海道大学泌尿器科教室の先生がローテーターとして交代で勤務し,坂下先生のもと多くの症例を経験しておりました。2013年春に坂下先生が定年退職され,その後筆者が主任医長となりました。現在,筆者のほか,内野秀紀,毛利学,丸晋太朗,高橋一成の5名の医師で診療を行っており,日本泌尿器科学会専門医・指導医4名,泌尿器科腹腔鏡認定医2名の体制です。研修医が各学年12名ほどいますので,研修医も順次ローテートしてきます。
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