連載 病院めぐり
厚生連帯広厚生病院
森川 守
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1厚生連帯広厚生病院
pp.1540
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903493
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帯広厚生病院は,北海道東部の人口17万人の帯広市内の中心部にあり,四国4県とほぼ同じ面積の広大な十勝36万人の基幹病院としての役割を果たしています.昭和20年6月に北海道農業会北農病院として開設され,昭和23年8月に厚生連帯広厚生病院となり現在に至っています.現在,総病床数は645床で,診療科目は20科,常勤医84名が勤務しています.平成11年4月には救命救急センターが併設され,22科,742床,常勤医100名近くの北海道で5指に入る病院となります.平成10年4月には厚生省の臨床研修指定病院として指定を受けています.産婦人科は昭和30年12月より診療を開始し,現在52床(ただし慢性的にベッドが不足状態),年間総分娩数約600件,年間手術件数約450件,1日外来患者数約120名を,川口 勲副院長,津村宣彦主任部長のもと,北海道大学医学部産婦人科学教室(藤本征一郎教授)より4名(現在,武井弥生医長,山田 俊医長,森川 守医員,山崎綾野医員)の計6名の常勤医で診療に当たっています.日本産婦人科学会の研修指定病院で,4名の日本産婦人科学会認定医が指導に当たっています.
婦人科部門では悪性腫瘍に対する根治手術療法,化学療法を積極的に行っています.現在,十勝全域の婦人科悪性腫瘍の大半を扱っており,そのうち,系統的リンパ節郭清術まで行う根治手術は年間40〜60件です.
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