Japanese
English
特集 副腎腫瘍を再考する―診断と最新の低侵襲治療
副腎癌
Adenocortical carcinoma
奥野 博
1
Hiroshi Okuno
1
1国立病院機構京都医療センター泌尿器科
キーワード:
Weiss指標
,
ミトタン
,
EDP療法
Keyword:
Weiss指標
,
ミトタン
,
EDP療法
pp.608-613
発行日 2014年7月20日
Published Date 2014/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103637
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要旨 副腎皮質癌は稀な内分泌癌であり,初診時すでに転移を有することが多い。治療法は限局癌であれば腹腔鏡手術を含めた外科的切除で治癒が可能であるが,再発例も多く,転移例も含めた治療は確立されておらず,予後は極めて不良である。近年,ミトタンによるアジュバント治療の有効性が示され,またエトポシド+ドキソルビシン+シスプラチン(EDP)併用化学療法も一定の治療成績が報告されつつある。適切な病状の評価と対応した治療選択を行うとともに,現在進行中のさまざまな新規治療法の動向にも常に注目する必要がある。
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