病院めぐり
宇都宮皮膚泌尿器科
宇都宮 正登
1
1宇都宮皮膚泌尿器科
pp.79
発行日 2014年1月20日
Published Date 2014/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103416
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私は,昭和55年大阪大学卒の一開業医です。卒業当時の園田孝夫泌尿器科教授に憧れて泌尿器科入局,研修を経た後,約8年間大阪住友病院泌尿器科板谷宏彬部長に泌尿器科臨床を叩き込まれました(大阪北新地の歩き方も丁寧に教えていただきました)。そして阪大助手となり,やっと研究生活に入り,小出卓生講師のもとで結石研究を始めたのが1990年(平成2年),卒後10年の春でした。
尿中高分子の研究で,研究室でおしっこまみれになっていたある日,実家からの電話,“お父さんに綺麗な病院で働いてもらいたい”との母からの要望。父は昭和40年から徳島市内で,小さな皮膚科と泌尿器科の診療所を開業していましたが,息子たち(私と弟)も医者になったし,診療所を建て替えたいとの申し出でした。“まあ長いこと薄汚れた診療所で頑張ってきたんだからいいんじゃない?”と軽く返事をしたのが人生の転機でした。
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