画像診断
多発性肺転移にて発見され内分泌療法が奏効した前立腺癌
加藤 秀一
1,2
,
柴森 康介
1
,
武居 史泰
1
1砂川市立病院泌尿器科
2札幌医科大学泌尿器科
キーワード:
前立腺癌
,
内分泌療法
Keyword:
前立腺癌
,
内分泌療法
pp.624-626
発行日 2013年7月20日
Published Date 2013/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103274
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患 者 69歳,男性。
主 訴 胸部異常陰影(胸部X線撮影),血清PSA高値。
家族歴 特記すべきことなし。
既往歴 特記すべきことなし。これまでの健診でも胸部X線で異常を指摘されたことはなく,PSA検査を施行されたことはなかった。
現病歴 2012年11月,定期健診で施行した胸部X線で胸部異常陰影を指摘されたため,当院内科を受診。胸部X線で両肺野に多発性結節陰影を認めた(図1)。血清PSA 741.8ng/mlと異常高値であったため,前立腺癌,多発肺転移の疑いで当科を紹介受診された。
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