書評
「WHOをゆく―感染症との闘いを超えて」―尾身 茂 著
高久 史麿
1
1自治医科大学
pp.683
発行日 2012年8月20日
Published Date 2012/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102881
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医学書院から,尾身 茂教授が刊行された『WHOをゆく―感染症との闘いを超えて』の書評を依頼された。
尾身教授は私が勤務している自治医科大学の1期生である。新設の医科大学の1期生には開拓精神の旺盛な元気な学生が多かったが,自治医科大学の1期生も例外ではなかった。自治医科大学の場合,卒業生は各県に戻り,離島・へき地の医療に従事するという,世界に例を見ない新しい試みであったから,特に威勢の良い1期生が多かったと思う。
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