書評
WHOをゆく 感染症との闘いを超えて
高久 史麿
1
1自治医科大学
pp.236
発行日 2012年3月20日
Published Date 2012/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102093
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本書が,多くの医学生,若い医師の人生の指針となることを期待する
医学書院から,尾身茂教授が刊行された『WHOをゆく―感染症との闘いを超えて』の書評を依頼された。
尾身教授は私が勤務している自治医科大学の1期生である。新設の医科大学の1期生には開拓精神の旺盛な元気な学生が多かったが,自治医科大学の1期生も例外ではなかった。自治医科大学の場合,卒業生は各県に戻り,離島・へき地の医療に従事するという,世界に例をみない新しい試みであったから,特に威勢のよい1期生が多かったと思う。
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