書評
WHOをゆく―感染症との闘いを超えて
高久 史麿
1
1自治医大
pp.534
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100626
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本書が,多くの医学生,若い医師の人生の指針となることを期待する
医学書院から,尾身茂教授が刊行された『WHOをゆく――感染症との闘いを超えて』の書評を依頼された.
尾身教授は私が勤務している自治医科大学の1期生である.新設の医科大学の1期生には開拓精神の旺盛な元気な学生が多かったが,自治医科大学の1期生も例外ではなかった.自治医科大学の場合,卒業生は各県に戻り,離島・へき地の医療に従事するという,世界に例を見ない新しい試みであったから,特に威勢の良い1期生が多かったと思う.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.