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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅳ ベッドサイド検査の実際
■5.生検
048 精巣生検
Testicular biopsy
鞍作 克之
1
,
仲谷 達也
1
Katsuyuki Kuratsukuri
1
,
Tatsuya Nakatani
1
1大阪市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学
pp.271-273
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102765
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[1]目的と適応
精巣生検は,一般的には精巣での造精機能障害が疑われる無精子症に対して,病理学的評価を行うために行われる。しかし,近年,男性不妊の治療に際して,TESE(testicular sperm extraction,精巣内精子採取法)施行と同時に,精巣生検を行う場合がほとんどであり,精巣生検単独で行うケースは稀である。
一般的な精巣生検の適応は表1のごとくである。精巣容積が20ml以上であり,内分泌検査にてLH/FSHとテストステロンが正常な無精子症の症例が最もよい適応である。
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