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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅲ ベッドサイドトラブル対処法
017 発熱
Fever
伊藤 敬一
1
Keiichi Ito
1
1防衛医科大学校泌尿器科学講座
pp.100-107
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102676
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[1]はじめに
発熱は生体に起きたなんらかの異常に対して,生体の防御機構である免疫系が反応して起こる症状であり,患者に起こっている異常を察知させてくれる重要なサインである。外科系の医師にとって患者の全身の状態を把握するうえで非常に重要な症状であり,この症状に対して常に注意を払う必要がある。発熱という症状と身体所見,血液データ,画像診断などを総合して患者の全身状態をイメージし診療にあたることが,臨床医として重要となる。以下に手術後,外来受診時,免疫機能が低下した状況など,泌尿器科臨床において実際に経験する状況について解説する。
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