Japanese
English
特集 ED診療のコツ―私はこうしている
陰茎彎曲症とペロニー病の治療―保存的治療と観血的治療
Treatment of congenital penile curvature and peyronie's disease
永尾 光一
1
,
小林 秀行
1
,
田井 俊宏
1
,
尾崎 由美
1
Koichi Nagao
1
,
Hideyuki Kobayashi
1
,
Toshihiro Tai
1
,
Yumi Ozaki
1
1東邦大学医学部泌尿器科
キーワード:
先天性陰茎彎曲症
,
ペロニー病
,
プリケーション法
Keyword:
先天性陰茎彎曲症
,
ペロニー病
,
プリケーション法
pp.409-415
発行日 2011年5月20日
Published Date 2011/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102400
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要旨 先天性陰茎彎曲症とペロニー病の手術を行うのは,性交障害になる可能性の彎曲がある場合である。彎曲が軽度で陰茎長が十分であればプリケーション法,彎曲が高度な場合や短縮がある場合は,静脈移植などで海綿体を延長する。ペロニー病の場合は,発症から1年くらいは経過観察や保存的治療を行い,疼痛が激しい場合はステロイドの局注を行う。多くの場合,疼痛は改善するが彎曲や短縮は残存する。やはり性交障害などがあれば手術する。われわれの先天性陰茎彎曲症の手術法は,陰茎海綿体白膜表面を削り,2-0タイクロンでinverted sutureで行い,成積は良好である。ペロニー病の移植手術では,大伏在静脈を使用して比較的良好であるが,糖尿病患者やED合併例では移植手術は薦められない。
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