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特集 外来で行う泌尿器科手術―私のテクニック
精巣内精子採取術
Testicular sperm extraction
辻村 晃
1
,
高尾 徹也
1
,
宮川 康
1
Akira Tsujimura
1
,
Tetsuya Takao
1
,
Yasushi Miyagawa
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
キーワード:
非閉塞性無精子症
,
精巣内精子採取術
Keyword:
非閉塞性無精子症
,
精巣内精子採取術
pp.833-836
発行日 2010年10月20日
Published Date 2010/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102136
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要旨 非閉塞性無精子症患者に対しては,入院のうえMD-TESE施行を筆者らの原則としている。閉塞性無精子症患者は希望があれば外来でTESEを行うが,閉塞性が強く疑われた患者の1割でTESEにて精子の確保が不可能であったことを強調しておく。術式は,局所麻酔下に陰囊皮膚を約1cm切開,精巣鞘膜,精巣白膜を順次切開後,露出した精巣組織をハサミもしくは鑷子で採取するものである。術中,疼痛管理とともに患者の緊張をほぐす配慮が必要である。
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