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特集 筋層非浸潤性膀胱癌に関する最近の話題
筋層非浸潤性膀胱癌の2nd TURBT(re-TURBT)
Current topics of 2nd TURBT for non-muscle-invasive bladder cancer
河原 貴史
1
,
込山 元清
1
Takashi Kawahara
1
,
Motokiyo Komiyama
1
1国立がん研究センター中央病院
キーワード:
2nd TURBT
,
non-muscle-invasive bladder cancer
Keyword:
2nd TURBT
,
non-muscle-invasive bladder cancer
pp.641-644
発行日 2010年8月20日
Published Date 2010/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102095
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要旨 近年,筋層非浸潤性膀胱癌に対して正確な診断を期すために2nd TURBTを施行するようガイドラインでも推奨されている。2nd TURBTは通常,T1やhigh grade TaなどのT2以上の病変の除外が完全にできないような症例に対して行われ,腫瘍の残存率は28.5~52.0%,upstageした率は4.0~9.6%とされている。また診断的意義のみでなく,2nd TURBTにより再発率・進展率の低下といった治療的意義も示唆されている。しかしあくまでも局所評価であること,また初回のTURBTの程度により成績や意味付けが異なることから,結果の解釈には注意が必要である。
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