Japanese
English
特集 筋層非浸潤性膀胱癌に関する最近の話題
筋層非浸潤性膀胱癌の病理診断
Non-muscle invasive urothelial carcinoma of the bladder:How to diagnose and report?
都築 豊徳
1
Toyonori Tsuzuki
1
1名古屋第二赤十字病院病理診断科
キーワード:
尿路上皮癌
,
WHO/ISUP分類
,
間質浸潤
Keyword:
尿路上皮癌
,
WHO/ISUP分類
,
間質浸潤
pp.623-630
発行日 2010年8月20日
Published Date 2010/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102092
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 膀胱の尿路上皮癌の異型度評価として,1973年にWHOより提唱された3段階評価方法が一般的であった。近年,欧米では2段階評価方法であるWHO/ISUP分類が新しい異型度評価方法として各種ガイドラインに採用されている。したがって,今後は本邦でもWHO/ISUP分類が普及していくと考えられる。本稿では膀胱の尿路上皮癌におけるWHO/ISUP分類の主な診断のポイントおよび臨床的意義を述べる。また,筋層非浸潤性尿路上皮癌の診断において,間質浸潤の有無,特に固有筋層浸潤の有無の評価は重要である。最近の話題を交えて,間質および固有筋層浸潤の判定方法および問題点も併せて述べる。
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.