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特集 泌尿器科検査のここがポイント
D 器械的検査
カテーテル
尿管ステントの留置・管理
Q21 尿管ステントの留置方法のコツと管理について教えてください。
Insertion technique and management of ureter stent
土谷 順彦
1
Norihiko Tsuchiya
1
1秋田大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学講座
キーワード:
尿管ステント
,
尿管閉塞
Keyword:
尿管ステント
,
尿管閉塞
pp.92-94
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101950
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要旨 尿管閉塞による上部尿路の通過障害に対する処置としては,腎瘻造設と尿管ステント留置術が行われる。①嵌頓尿管結石,②悪性腫瘍やリンパ節腫大による尿管外からの圧迫,③尿管狭窄,④膿腎症などがこれらの適応となるが,尿管ステントは腎瘻と比較して低侵襲であり,日常的なカテーテル管理が不要など,さまざまな面でQOLが維持されるというメリットがある。留置時に最も注意すべき合併症は,尿管損傷とステントの尿管内迷入であり,長期留置例では結石形成や閉塞,そして,稀ではあるが尿管動脈瘻の形成に注意が必要である。
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