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特集 泌尿器科検査のここがポイント
C 尿検査
尿沈渣
Q13 尿沈渣の作成方法と観察のポイントについて教えてください。
Urinary sediment
野崎 司
1
,
伊藤 機一
2
Tsukasa Nozaki
1
,
Kiichi Ito
2
1東海大学医学部附属大磯病院中央臨床検査科
2大東文化大学スポーツ・健康科学部
キーワード:
尿検査
,
尿沈渣
Keyword:
尿検査
,
尿沈渣
pp.61-66
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101941
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要旨 尿は人体の排泄物として,患者に苦痛を与えずに,最も容易で多量に,かつ繰り返し採取できるため,検査材料として好適のものである。
尿沈渣中に見られる有形成分は,腎に由来する各種円柱,尿路の各部から混入する血球,上皮細胞,異型細胞(癌細胞),細菌,その他,尿中に析出する各種結晶など多様である。尿沈渣成分の種類とその量を観察することは,腎・尿路系疾患の鑑別と,その程度を知るうえで極めて重要である。また,多項目尿試験紙による尿定性検査ですべて正常だった例の20%の患者尿が沈渣陽性であり,その検査法と所見の判読に習熟しておきたい。
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