小さな工夫
内視鏡を用いない小切開根治的腎摘除術
岡 聖次
1
1独立行政法人国立病院機構大阪医療センター泌尿器科
pp.176-177
発行日 2010年2月20日
Published Date 2010/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101907
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ミニマム創手術開始時に内視鏡が常時使用できなかったという院内事情により,われわれは2003年8月~2008年3月の間に40例の腎癌患者に対し内視鏡の補助なしで摘出腎の大きさに応じた小切開根治的腎摘除術を施行した。初期症例の結果についてはすでに報告しているが1),開始後種々の工夫を加え,今日ではT1腫瘍に対しては内視鏡の補助なしでも通常6~7cmの皮膚切開で根治的腎摘除術が可能となったので,その手術法を紹介する。
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