Japanese
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専門医のための泌尿器科基本手術
根治的腎摘除術:後腹膜到達法
Radical nephrectomy : retroperitoneal approach
瀬島 健裕
1
,
武中 篤
1
Takehiro Sejima
1
,
Atsushi Takenaka
1
1鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
キーワード:
腎腫瘍
,
鏡視下根治的腎摘除術
,
後腹膜到達法
Keyword:
腎腫瘍
,
鏡視下根治的腎摘除術
,
後腹膜到達法
pp.794-800
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205784
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ポイント
・後腹膜到達法による鏡視下根治的腎摘除術は,泌尿器科手術の基本コンセプトが集約されており,鏡視下手術のなかでも最優先に修得すべき術式である.
・手術操作にストレスのない体位,適切なトロッカー位置,外側円錐筋膜の十分な切開,腎門部が自然と残るような腎背面の十分な剝離などが重要な手術ポイントである.
・後腹膜腔には主立った臓器が少ないものの,腹膜越しに腹腔内臓器の存在を十分意識した手術操作を行わなければ,隣接臓器の損傷が起こりうる.
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