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綜説
Photodynamic diagnosis(PDD)の泌尿器科領域への臨床的応用
Clinical application of photodynamic diagnosis(PDD)for urological malignancies
松山 豪泰
1
Hideyasu Matsuyama
1
1山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
1Department of Urology,Yamaguchi University School of Medicine
キーワード:
蛍光膀胱鏡
,
PDD
,
膀胱癌
,
CIS
Keyword:
蛍光膀胱鏡
,
PDD
,
膀胱癌
,
CIS
pp.855-859
発行日 2009年10月20日
Published Date 2009/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101826
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要旨 Photodynamic diagnosis(PDD)は泌尿器科領域では膀胱上皮内癌(CIS)などの平坦病変を診断する蛍光膀胱鏡検査がその代表であり,EAUガイドラインにおいてもCISが疑われる膀胱癌の診断においてはPDDを考慮すべきであると記されている。本論文ではPDDのこれまでの歴史,蛍光発生のメカニズム,利点と欠点,現在形成されつつあるPDDに関するエビデンス,さらに今後の応用について概説した。PDDはCIS病変診断の感度が高く,今後PDD併用TURBTの臨床応用が期待できる一方,偽陽性の解明,薬剤や機器の承認が今後の問題点としてあげられる。
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