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特集 イラストレイテッド 膀胱全摘除術と尿路変向術
手術手技
(3)尿路変向術
24.自排尿型―Studer法
Key points of orhotopic bladder substitute:Studer's procedure
戸辺 豊総
1
,
五十嵐 辰男
2
,
市川 智彦
3
1済生会宇都宮病院泌尿器科
2千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター
3千葉大学大学院医学研究院泌尿器科
キーワード:
回腸利用自排尿型新膀胱造設術
,
Studer法
,
アフターケア
Keyword:
回腸利用自排尿型新膀胱造設術
,
Studer法
,
アフターケア
pp.195-204
発行日 2009年4月5日
Published Date 2009/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101717
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要旨:Studer法による新膀胱は回腸を55cm遊離し,15cmを輸入脚に,40cmをパウチに使用する。40cmの回腸は脱管状化し,U字型に縫合して折りたたむことにより,ほぼ球形のパウチが作成される。輸入脚には,尿管は逆流防止機構を作らず,単純なend-to-side anastomosisにて吻合する。そのために,形状は単純で作成しやすい。新膀胱の機能を良好に保ち,患者QOLを維持するには,手術手技だけではなく,術前の患者の選択および術後のきめ細かいケアが重要である。ここでは,新膀胱作成のポイントとともに,術後のケアにもフォーカスを当てて解説する。
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