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特集 イラストレイテッド 膀胱全摘除術と尿路変向術
手術手技
(3)尿路変向術
23.自排尿型―Hautmann法
Hautmann's ileal neobladder
松下 一仁
1
,
吉岡 邦彦
1
1東京医科大学泌尿器科
キーワード:
尿路変向術
,
自排尿型代用膀胱形成術
,
Hautmann法
Keyword:
尿路変向術
,
自排尿型代用膀胱形成術
,
Hautmann法
pp.187-193
発行日 2009年4月5日
Published Date 2009/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101715
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要旨:自排尿型代用膀胱形成術の長期成績に関して,短期的,長期的合併症は回腸導管より少ないか,ほぼ同等であることから,これらの手術手技も標準医療として確立されつつある。また,体外装具装着を不要とし,随意的排尿を可能とするため,術後のQOLを向上させる意味では,泌尿器科の手術の中でも最も重要な手術の1つである。一方,尿意の欠落による夜間尿失禁など,いまだ解決すべき問題も多い。本稿では泌尿器科医にとって最も扱いなれた回腸を用いた新膀胱造設術のうちで,Hautmann法について,その利点を最大限活用し,かつ合併症発生の防止策を中心に述べる。
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