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編集後記
郡 健二郎
pp.832
発行日 2008年9月20日
Published Date 2008/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101580
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本号の特集は「EBMに基づく小児泌尿器科診療」です。小児泌尿器科の治療のゴールは,疾患を治すだけでなく,機能(腎,排尿,生殖)を良好に保つことです。加えて,少しオーバーないい方をすれば,小児泌尿器科は心身ともに健常な国民を社会に輩出することに貢献しているともいえます。
2005年の出生率は過去最低の1.26となり,総人口は減少に転じています。逆ねずみ算式ともいえる人口減少が続くと,2005年の労働人口6,650万人は2030年には5,580万人にまで減ると懸念されています。超高齢化社会に入り,高齢者になにかと話題が集まっていますが,将来の担い手である子供への教育と医療にもっと力を注ぐべきだと思います。
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