Japanese
English
特集 前立腺肥大症のいま―古くて新しい疾患
前立腺肥大症診療ガイドラインとその問題点
Controversies about BPH guidelines in Japan
秋野 裕信
1
,
前川 正信
1
,
大山 伸幸
1
,
三輪 吉司
1
,
横山 修
1
Hironobu Akino
1
,
Masanobu Maekawa
1
,
Nobuyuki Oyama
1
,
Yoshiji Miwa
1
,
Osamu Yokoyama
1
1福井大学医学部器官制御医学講座泌尿器科領域
キーワード:
前立腺肥大症ガイドライン
,
重症度判定
Keyword:
前立腺肥大症ガイドライン
,
重症度判定
pp.223-227
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101365
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要旨 前立腺肥大症診療ガイドラインは2001年に発刊され,従来,個々の泌尿器科医の経験則に基づいて行われていた診療(患者評価および治療)に一定の指針を提供した。本ガイドラインは医療標準化の面から高く評価されるものであるが,種々の問題点を含んでいる。ガイドラインを活用する医療者は一般医なのか泌尿器科医なのか,過活動膀胱診療ガイドラインなどの他のガイドラインとの整合性をどのように保つのか,重症度判定は適当なのかなどの問題が挙げられる。これらの問題の解決がガイドライン見直しの際の課題であろう。
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