Japanese
English
特集 泌尿器科救急
尿管損傷(他科手術時)
Ureteral trauma(surgical trauma)
釜井 隆男
1
,
中村 文彦
1
,
阿部 英行
1
,
山西 友典
1
,
吉田 謙一郎
1
Takao Kamai
1
,
Fumihiko Nakamura
1
,
Hideyuki Abe
1
,
Tomonori Yamanishi
1
,
Ken-Ichiro Yoshida
1
1獨協医科大学泌尿器学教室
キーワード:
尿管損傷
,
後腹膜化
,
尿管再建
Keyword:
尿管損傷
,
後腹膜化
,
尿管再建
pp.1049-1055
発行日 2007年12月20日
Published Date 2007/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101310
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要旨 手術に起因する尿管損傷は,手術時に気づかれるものと,術後に判明するものに大別される。手術時に気づかれる場合は比較的迅速な対応が可能であるが,術後に判明する事例では症状により対応方法が異なる。また,損傷に至らなくとも狭窄を呈する場合があり,これもまた程度により対応が異なる。いずれの場合においても,D-Jステント留置などの保存的な処置で対応可能な事例もあれば,経皮腎瘻造設や開放手術を必要とする事例もあり,患者側の現症(体力,予後など)を鑑み,他科との連携をとりながら対応する必要がある。また,他科の医師に対する尿管の後腹膜化などの啓蒙活動も必要である。
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