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特集 泌尿器科領域の緊急手術と緊急処置
他科手術時の尿管損傷
Ureteral injury at the non-urological surgery
蓮井 良浩
1
,
長田 幸夫
1
Yoshihiro Hasui
1
,
Yukio Osada
1
1宮崎大学医学部泌尿器科
キーワード:
尿管損傷
,
尿管吻合術
,
婦人科手術
Keyword:
尿管損傷
,
尿管吻合術
,
婦人科手術
pp.33-38
発行日 2004年1月20日
Published Date 2004/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100443
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要旨
他科手術時の尿管損傷はその大半が婦人科手術で認められる。つまり,中部から下部尿管損傷の頻度が高いことを意味している。その診断と治療については,尿管カテーテル法と腎瘻造設がまず行われるべきである。対処できない場合には,施行する頻度は少ないが,尿管端端吻合術を理解していなければならない。さらに,最も精通してなければならないのが,膀胱尿管新吻合術である。ただ,尿管の欠損長が長ければ,psoas hitch法を行わなければならない。治療を行う際には,婦人科手術後の女性が多いということと再建手術での不成功の可能性を十分に理解して,納得医療を行わなければならない。
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