Japanese
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手術手技 腹腔鏡下手術時代における開放手術・8
会陰式前立腺全摘除術
Radical perineal prostatectomy for localized prostate cancer
米田 達明
1
,
椎名 浩昭
1
,
井川 幹夫
1
Tatsuaki Yoneda
1
,
Hiroaki Shiina
1
,
Mikio Igawa
1
1島根大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
限局性前立腺癌
,
会陰式前立腺全摘除術
,
低侵襲手術
Keyword:
限局性前立腺癌
,
会陰式前立腺全摘除術
,
低侵襲手術
pp.679-688
発行日 2007年8月20日
Published Date 2007/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101249
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要旨:会陰式前立腺全摘除術(RPP)は,ミニマム創による恥骨後式前立腺全摘除術(RRP)や内視鏡下前立腺全摘除術(LRP)の普及した現在においても侵襲の低い術式である。多くの泌尿器科医にとっては馴染みのないアプローチのため限られた施設でしか行われていないのが現状であるが,根治性やQOLの観点からも恥骨後式と同等である。また,創部が小さいため術野の共有が困難な点はあるが,ビデオの活用などにより技術の習得は比較的容易で,他の術式と比較して習熟カーブも短い。今後,骨盤内リンパ節郭清を必要としないlow stageの前立腺癌がさらに増加すると予測され,低侵襲手術としてのRPPの普及が強く望まれる。
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