Japanese
English
手術手技 尿路内視鏡手術 8
内視鏡下腎盂切開術
Endopyelotomy
服部 良平
1
,
小野 佳成
1
Ryohei Hattori
1
,
Yoshinari Ono
1
1名古屋大学医学部泌尿器科
キーワード:
腎盂尿管移行部狭窄
,
endopyelotomy
,
内視鏡下手術
Keyword:
腎盂尿管移行部狭窄
,
endopyelotomy
,
内視鏡下手術
pp.803-809
発行日 2006年10月20日
Published Date 2006/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100743
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要旨:私たちは水腎症症例に対し,術前検査にて異常血管のない症例や腎盂の縫縮を要さない症例には内視鏡下狭窄部切開術(endopyelotomy)を行ってきた。私たちが行ってきたendopyelotomy法について詳述した。術式は,はじめに拡張した腎盂あるいは尿管壁を狭窄部中枢側の後外側を1~2cm切開し,切開部より切開用内視鏡を後腹膜腔へ進め,そこから狭窄部の切開を開始,十分な内腔を持つ健常な尿管の位置まで切開を加えた。12または14Fr.のstentを術後2~3週間留置した。尿管狭窄部を外部より切開するため,狭窄部を容易にかつ十分切開できる利点があると考えている。多くの水腎症の症例でendopyelotomyは有効な治療方法であった。
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