Japanese
English
手術手技 尿路変向・膀胱拡大術 1
開放手術による膀胱瘻造設術
Open suprapubic cystostomy
長岡 明
1
,
冨田 善彦
1
Akira Nagaoka
1
,
Yoshihiko Tomita
1
1山形大学医学部代謝再生統御学講座腎泌尿器外科学分野
pp.375-379
発行日 2005年5月20日
Published Date 2005/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100333
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要旨:膀胱瘻造設術は,下部尿路の通過障害による急性尿閉症例において尿道カテーテル留置が困難な場合や,排尿障害に対し長期にわたりカテーテル留置が必要とされる場合に適応となる。このうち開放手術による膀胱瘻造設術は,過去の骨盤内手術のため腸管の癒着などにより経皮的手技では腸管損傷の可能性が高い場合,萎縮膀胱であるため膀胱の拡張が不十分であり経皮的に穿刺が困難な場合に適応となる。本手術法は,膀胱高位切開による膀胱瘻の留置術であり,手技は膀胱高位切開術に準じたものとなる。本稿では,われわれが行っている手術手技につき解説する。
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