Japanese
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手術手技 腹腔鏡下手術時代における開放手術・3
根治的腎摘除術―Like a pendulum-腹腔鏡下手術のもたらした開放手術の変化を中心に
Surgical tips:Open radical nephrectomy in laparoscopic surgery era
冨田 善彦
1
,
長岡 明
1
,
加藤 智幸
1
,
武藤 明紀
1
,
梶沼 陽
1
,
中野 裕子
1
,
川添 久
1
,
柴崎 智宏
1
,
内藤 整
1
Yoshihiko Tomita
1
,
Akira Nagaoka
1
,
Tomoyuki Kato
1
,
Akinori Muto
1
,
Akira Kajinuma
1
,
Yuko Nakano
1
,
Hisashi Kawazoe
1
,
Tomohiro Shibasaki
1
,
Sei Naito
1
1山形大学医学部腎泌尿器外科
キーワード:
根治的腎摘除術
,
腹腔鏡下手術
,
触覚
Keyword:
根治的腎摘除術
,
腹腔鏡下手術
,
触覚
pp.199-204
発行日 2007年3月20日
Published Date 2007/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101037
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要旨:根治的腎摘除術の要件は,開放手術でも腹腔鏡下手術でも同じである。その要件を確実に実行することが,質の高い,完成度の高い手術につながる。腹腔鏡下手術では,手術中に用いられてきた「触覚」が頼りにならないか,きわめて変化したものとなったために,切開する組織や剝離面の「視覚」による認識が絶対的に要求される。この認識が,開放手術にフィードバックされた結果,さらに精度の高い開放手術が可能となったと思われる。今後,重要なことは,この知見,技術を開放手術を行う泌尿器科医全員で共有することであろう。
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