病院めぐり
同愛記念病院泌尿器科
平野 美和
1
1同愛記念病院泌尿器科
pp.171
発行日 2005年2月20日
Published Date 2005/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100191
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同愛記念病院は,米国からの関東大震災の義捐金を元に被災地域救済事業を目的として隅田川のほとり,東京の下町,両国に建設されました。昭和4年6月15日に診療を開始した当時は東洋一の規模を誇る病院でした。第二次大戦終戦直後から占領軍に接収されましたが,昭和30年10月17日に接収が解除され,社会福祉法人同愛記念病院として昭和31年4月16日より,再び地域の中核病院として診療を再開しました。
病院からちょっと足をのばすと浅草寺,ネズミ小僧次郎吉の墓,忠臣蔵の吉良邸といった江戸時代の名所,旧跡が散在し,江戸時代から続く鳥料理,猪料理,泥鰌料理などのお店,国技館,江戸博物館などもあります。三社祭り,ほおずき市,両国の花火,羽子板市などがあり,東京下町の江戸情緒にあふれた地域の病院です。墨田区を中心に江東区,台東区などの方々が多く来院されます。特に墨田区は定住率の高い区で,親子3代にわたって来院されている方々も多くおられます。病院は平成14年10月に管理棟が完成し,開設当時の建物はすべて一新され,現在は427床(急性期病床397床,療養型病床30床)に特別養護老人ホーム(100床)を併設した近代的な総合病院に生まれ変わっています。
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