Japanese
English
症例
アルコールまたは覚醒剤による横紋筋融解症
Two cases of nontraumatic Rhabdomyolysis
市原 浩司
1
,
砂押 研一
2
,
笹尾 拓己
3
,
柳瀬 雅裕
1
,
高塚 慶次
1
Koji Ichihara
1
,
Kenichi Sunaoshi
2
,
Takumi Sasao
3
,
Masahiro Yanase
1
,
Keiji Takatsuka
1
1砂川市立病院泌尿器科
2浦河赤十字病院泌尿器科
3苫小牧王子総合病院泌尿器科
1Department of Urology,Sunagawa City Medical Center,Sunagawa Japan
2Department of Urology,Urakawa Red Cross Hospital
3Department of Urology,Oji General Hospital
キーワード:
横紋筋融解症
,
アルコール
,
薬物
Keyword:
横紋筋融解症
,
アルコール
,
薬物
pp.317-320
発行日 2006年4月20日
Published Date 2006/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100153
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はじめに
今回われわれは,泌尿器科を受診したことで診断された,アルコールと覚醒剤が原因と思われる非外傷性横紋筋融解症2例を経験した。2症例とも輸液のみで経過観察し,透析に移行せず治癒しえた。横紋筋融解症は泌尿器科領域では稀であっても,種々の原因で起こりうるため,遭遇する機会が十分考えられる疾患と思われる。さらに,横紋筋融解症は急性腎不全を合併すると生命にかかわる救急疾患の一つであるため,早期の診断・治療が必要である。よって,横紋筋融解症の原因・診断・治療法につき若干の文献的考察を加えて報告する。
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