特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
C.内視鏡的検査法
■尿管鏡
【尿管鏡】
38.尿管鏡の挿入方法と検査時の注意点について教えて下さい。
奴田原 紀久雄
1
1杏林大学医学部泌尿器科
pp.131-133
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100085
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1 尿管鏡の挿入
尿管鏡の挿入といった場合,尿管口の通過ということが最も問題になる。これについて述べる。
1.硬性尿管鏡の挿入
硬性尿管鏡の挿入方法には,(1)直接挿入法(direct insertion),(2)ガイドワイヤーを用いた挿入法,(3)尿管口の拡張を伴う挿入法の3通りの方法がある。最近の細径尿管鏡では,尿管口の拡張を要する症例は激減した。よって,ここでは拡張を要さない挿入法のみを述べるが,軟性尿管鏡の挿入で述べる尿管口拡張やアクセスシースを用いた挿入法もひと通り理解し,いつでも使えるようにしておいたほうがよい。
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