Japanese
English
症例報告
陥凹性病変を呈した隆起性皮膚線維肉腫の1例
A case of dermatofibrosarcoma protuberans presenting a depressed lesion
茂木 精一郎
1
,
高橋 亜由美
1
,
田村 敦志
1
,
石川 治
1
Seiichiro MOTEGI
1
,
Ayumi TAKAHASHI
1
,
Atsushi TAMURA
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
1群馬大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Gunma University School of Medicine
キーワード:
隆起性皮膚線維肉腫
,
陥凹性病変
Keyword:
隆起性皮膚線維肉腫
,
陥凹性病変
pp.469-471
発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903990
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19歳,女性.右頬部中央に皮膚陥凹を伴う拇指頭大の皮内から皮下にかけての結節を認めた.病理組織学的に,真皮中層から皮下脂肪織にかけて紡錘形の核を持つ腫瘍細胞がstoriform patternをとって増殖していた.免疫組織化学的には,腫瘍細胞はCD 34陽性であり,隆起性皮膚線維肉腫と診断した.陥凹性病変を呈した隆起性皮膚線維肉腫の過去の報告例について検討し,若干の考察を加えて報告する.
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