Japanese
English
症例報告
オープンテストで誘発したアリルイソプロピルアセチル尿素によるnonpigmenting fixed drug eruptionの1例
A case of nonpigmenting fixed drug eruption due to allylisopropylacetylurea-successful provocation of skin lesions with open test
岡 恵子
1
,
Keong Chin-Huai
1
,
斎藤 文雄
1
,
西原 カズヨ
2
Keiko OKA
1
,
Chin Huai KEONG
1
,
Fumio SAITO
1
,
Kazuyo NISHIHARA
2
1日通東京病院皮膚科
2日通東京病院薬局
1Department of Dermatology, Nittsu Tokyo Hospital
2Division of Pharmacy, Nittsu Tokyo Hospital
キーワード:
アリルイソプロピルアセチル尿素
,
固定薬疹
,
オープンテスト
,
nonpigmenting fixed drug eruption
Keyword:
アリルイソプロピルアセチル尿素
,
固定薬疹
,
オープンテスト
,
nonpigmenting fixed drug eruption
pp.425-427
発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903978
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32歳,男性.頭痛治療のためにセデスGを1g内服し,2時間半後より四肢,頸部,臀部に浮腫性紅斑が生じた.18日後には左大腿のみ紅斑を認め,他の皮疹は消失した.同部に50%濃度のセデスGと20%濃度のセデスGの諸成分でオープンテストを施行し,セデスGとアリルイソプロピルアセチル尿素塗布部に30分後から陽性反応が生じた.約2年半経過して,皮疹のまったく認めない左大腿に20%アリルイソプロピルアセチル尿素のオープンテストを施行した.塗布1時間後より,塗布した範囲のうち以前の皮疹に一致したところに瘙痒,紅斑が生じ,数時間後には左大腿の皮疹が再現した.また同時に右大腿,右頸部,臀部にも以前と同様の紅斑が惹起された.
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