Japanese
English
原著
アトピー性皮膚炎教育入院—患者から学んだこと
The admission for education of the patients with atopic dermatitis:Lesson from the patients
松本 賢太郎
1
,
橋爪 秀夫
1
Kentaro MATSUMOTO
1
,
Hideo HASHIZUME
1
1浜松医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
教育入院
,
低蛋白血症
,
レプチン
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
教育入院
,
低蛋白血症
,
レプチン
pp.831-835
発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903704
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1999年より当院ではアトピー性皮膚炎患者に対し教育入院を実施している.対象は18歳以上の軽症から中等症の患者で,2週間の期間中にさまざまな検査,治療,講義を行っている.教育入院の核となる講義は,7項目をそれぞれ1時間使い説明を行っている.現在までに教育入院として61名が入院した実績があり,入院経過とともに,治療に前向きな姿勢がうかがえ,よい成果を上げたと考える.入院中に行った各種検査データをまとめた結果,低蛋白血症となる患者や血清レプチンが低値の患者では,より重症度が高いときに高値となる好酸球数,総IgE値が有意に高いことがわかった.
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