Japanese
English
症例報告
足底に生じたフェオヒフォミコーシスと思われる1例
Suspicious phaeohyphomycosis of the planta
福山 國太郎
1
,
松内 瑞恵
1
,
古谷野 妙子
1
,
加藤 卓朗
2
Kunitaro FUKUYAMA
1
,
Mizue MATSUUCHI
1
,
Taeko KOYANO
1
,
Takuro KATO
2
1取手協同病院皮膚科
2済生会川口病院皮膚科
1Department of Dermatology, Toride Kyodo General Hospital
2Division of Dermatology, Saiseikai Kawaguchi General Hospital
キーワード:
フェオヒフォミコーシス
,
黒色真菌
,
糖尿病
Keyword:
フェオヒフォミコーシス
,
黒色真菌
,
糖尿病
pp.794-795
発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903693
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- Abstract 文献概要
58歳,男性.糖尿病患者.初診約3か月前から左足底に圧痛を伴う結節に気づく.徐々に拇趾のしびれを自覚するようになった.初診時,左拇趾球付近に径約15mm大の皮下結節を1個認めた.足底粉瘤を疑い切除.組織所見で嚢腫様構造内の膿瘍と周囲の肉芽腫性細胞浸潤内に褐色の菌糸形菌要素を認めた.臨床と組織所見から,原因菌不明であるがフェオヒフォミコーシスと診断した.現在まで再発はない.糖尿病が発症に関与したと考えた.
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