Japanese
English
症例報告
Lichen purpuricusの1例
A case of lichen purpuricus
熊谷 知子
1
,
門野 さつき
1
,
吉原 伸子
1
,
川島 眞
1
Tomoko KUMAGAI
1
,
Satsuki KADONO
1
,
Nobuko YOSHIHARA
1
,
Makoto KAWASHIMA
1
1東京女子医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical University
キーワード:
慢性色素性紫斑
,
lichen purpuricus
,
片側性
Keyword:
慢性色素性紫斑
,
lichen purpuricus
,
片側性
pp.498-500
発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903615
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
55歳,女性のlichen purpuricusの1例を報告する.初診の5か月前より右膝膕に紫紅色斑が出現し,徐々に拡大したため当科を受診した.初診時右大腿後面から下腿後面にかけて半米粒大までの紫紅色斑,褐色斑が配列し,膝膕では褐色丘疹が集簇していた.病理組織学的には真皮上層にリンパ球と組織球からなる稠密な細胞浸潤と,赤血球の血管外漏出,ヘモジデリンの沈着を認めた.臨床および病理組織学的特徴より慢性色素性紫斑の一型であるlichen purpuricusと診断した.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.