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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2001
2 皮膚疾患の病態
下腿潰瘍と抗リン脂質抗体症候群
Leg ulcer and antiphospholipid syndrome
高橋 亜由美
1
,
石川 治
1
Ayumi TAKAHASHI
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
1群馬大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Gunma University School of Medicine
キーワード:
下腿潰瘍
,
抗リン脂質抗体症候群
Keyword:
下腿潰瘍
,
抗リン脂質抗体症候群
pp.44-47
発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903542
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抗リン脂質抗体症候群は生体構成成分の一つであるリン脂質に関連する自己抗体が原因となる,後天性の血液凝固異常と動静脈血栓症をきたす疾患群である.全身性ループスエリテマトーデスから独立して1つの疾患概念としてとらえられるようになり,血栓症の成因について研究が進んでいる.下腿潰瘍の成因は多岐にわたるが,抗リン脂質抗体症候群の主要な皮膚症状の一つでもあり,鑑別疾患の一つとして本症を念頭に置く必要がある.
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