Japanese
English
症例報告
縦隔部のリンパ芽球性リンパ腫が原因となった上大静脈症候群の1例
A case of superior vena cava syndrome caused by lympho-blastic lymphoma in mediastinum
佐山 重敏
1
,
田邊 洋
2
,
吉田 紀子
2
Shigetoshi SAYAMA
1
,
Hiroshi TANABE
2
,
Noriko YOSHIDA
2
1中部徳洲会病院皮膚科
2天理よろづ相談所病院皮膚科
1Division of Dermatology, Chubu Tokushukai Hospital
2Division of Dermatology, Tenri Hospital
キーワード:
上大静脈症候群
,
顔面腫脹
,
白血病
,
縦隔部リンパ節腫脹
Keyword:
上大静脈症候群
,
顔面腫脹
,
白血病
,
縦隔部リンパ節腫脹
pp.220-222
発行日 2001年3月1日
Published Date 2001/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903492
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34歳,男性に生じた上大静脈症候群の1例を報告した.主要症状は急激に生じた顔面の腫脹であった.上大静脈症候群を起こした原因は縦隔部に生じたリンパ芽球性リンパ腫によるリンパ節腫脹であった.化学療法と放射線照射療法で縦隔部のリンパ節が縮小するとともに顔面の腫脹も消失した.ステロイドの全身投与が症状の改善にある程度有効であった.
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