Japanese
English
症例報告
Actinomycosisの2例
Two cases of actinomycosis
押谷 佳美
1
,
新田 悠紀子
1
,
池谷 敏彦
1
,
池田 洋
2
Yoshimi OSHITANI
1
,
Yukiko NITTA
1
,
Toshihiko IKEYA
1
,
Hiroshi IKEDA
2
1愛知医科大学皮膚科学教室
2愛知医科大学病理学第1講座
1Department of Dermatology, Aichi Medical University
2First Department of Pathology, Aichi Medical University
キーワード:
放線菌症
,
actinomycosis
Keyword:
放線菌症
,
actinomycosis
pp.728-730
発行日 2000年8月1日
Published Date 2000/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903333
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43歳男性および57歳男性に生じたactinomycosisを報告した.症例1は右下顎部の直径15mmの無痛性の皮下結節が徐々に増大し,疼痛が出現してきたため受診した.病理組織学的に菌塊が認められ,抗生剤内服にてCT画像上30mmであった腫瘤は3か月後に5mmに縮小し,薬物療法を継続してその後再発は認めない.症例2は左耳下腺部の腫瘤の膿汁吸引スメアーにて菌塊を検出し,抗生剤を投与するも反応が少なかったため全摘術後抗生剤投与を行い再発は認めない.摘出腫瘤の病理所見は瘢痕組織で菌塊はみられなかった.
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