Japanese
English
症例報告
HIV感染陽性者にみられた丘疹性梅毒疹の2例
Two HIV seropositive cases with papular syphilids
石井 則久
1
,
杉田 泰之
1
,
西山 貴郁
1
,
中嶋 弘
1
,
星野 英一
2
,
伊東 文行
3
Norihisa ISHII
1
,
Yasuyuki SUGITA
1
,
Takafumi NISHIYAMA
1
,
Hiroshi NAKAJIMA
1
,
Hidekazu HOSHINO
2
,
Fumiyuki ITO
3
1横浜市立大学医学部皮膚科学教室
2星野医院
3日本医科大学附属第二病院皮膚科
1Department of Dermatology, Yokohama City University School of Medicine
2Hoshino Clinic
3Department of Dermatology, Nippon Medical School Second Hospital
キーワード:
HIV感染症
,
丘疹性梅毒疹
,
性感染症
,
2期梅毒疹
,
ペニシリン
Keyword:
HIV感染症
,
丘疹性梅毒疹
,
性感染症
,
2期梅毒疹
,
ペニシリン
pp.251-253
発行日 1999年3月1日
Published Date 1999/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902810
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HIV感染陽性者に観察された2期梅毒疹(丘疹性梅毒疹)について報告した.2症例とも手掌,足底などに皮疹を認め,血清検査でも高値を示した.ペニシリン内服で皮疹の消退を認めた.最近のHIV感染の感染源は本症例を含めてほとんどが性行為であった.そのため本症例のように他の性感染症を合併することも稀ならずみられる.性感染症を診察する場合には常にHIV感染を念頭におくべきである.
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