Japanese
English
症例報告
急性汎発性膿疱性細菌疹の1例
A case of acute generalized pustular bacterid
須崎 康敬
1
,
中北 隆
2
Yasunori SUZAKI
1
,
Takashi NAKAKITA
2
1姫路赤十宇病院皮膚科
2高松赤十字病院皮膚科
1Department of Dermatology, Himeji Red Cross Hospital
2Department of Dermatology, Takamatsu Red Cross Hospital
キーワード:
急性汎発性膿疱性細菌疹
Keyword:
急性汎発性膿疱性細菌疹
pp.900-902
発行日 1998年10月1日
Published Date 1998/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902675
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症例は22歳,男性.初診の2日前より上気道炎が先行し,38℃の発熱に次いで顔面,頸部,前胸部を中心に紅暈を伴う米粒大までの膿疱が出現,急激に拡大した.組織学的には,単房性の表皮内膿疱と膿疱直下の血管周囲性にリンパ球を主体とする炎症性細胞浸潤を認めた.臨床経過は急激であったが抗生剤とステロイド投与によって速やかに治癒し,その後再発をみなかった.臨床所見,検査所見,経過より急性汎発性膿疱性細菌疹と診断したが,その鑑別疾患等考察を加え報告した.
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