Japanese
English
症例報告
スパルフロキサシンによる蕁麻疹型薬疹
Drug-induced urticaria by sparfloxacin
玉置 昭治
1
,
平野 寿美
1
,
小村 十樹子
1
,
中村 敬
1
Akiharu TAMAKI
1
,
Hisami HIRANO
1
,
Tokiko KOMUKA
1
,
Takashi NAKAMURA
1
1淀川キリスト教病院皮膚科
1Department of Dermatology, Yodogawa Christian Hospital
キーワード:
スパルフロキサシン
,
蕁麻疹型薬疹
,
皮膚テスト
,
内服誘発テスト
Keyword:
スパルフロキサシン
,
蕁麻疹型薬疹
,
皮膚テスト
,
内服誘発テスト
pp.122-124
発行日 1998年2月1日
Published Date 1998/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902432
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スパルフロキサシンの蕁麻疹型薬疹を報告した.患者は49歳,男性.尋常性乾癬で加療中である.風邪症状,および前立腺炎でスパルフロキサシンを処方され,内服1時間45分後に蕁麻疹を発症したが医治を受け軽快した.本剤によるスクラッチテスト陰性のため10分の1錠の内服誘発テストを行い,浮腫と中央に粟粒大の丘疹を伴う紅斑をきたしたため陽性と判断した.淀川キリスト教病院で5年間に経験した蕁麻疹型薬疹の皮膚テスト結果を併せて報告し,皮膚テストの有用性とその限界,および内服誘発テストの必要性を述べた.
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