Japanese
English
症例報告
線状IgA水疱症の1例
A case of linear IgA bullous dermatosis
安藤 浩一
1
Ko-ichi ANDO
1
1名古屋第一赤十字病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nagoya First Red Cross Hospital
キーワード:
線状IgA水疱症
,
DDS
,
用量依存性肝障害
Keyword:
線状IgA水疱症
,
DDS
,
用量依存性肝障害
pp.522-523
発行日 1997年6月1日
Published Date 1997/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902239
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33歳,女性.初診約半月前より背部を中心として瘙痒の強い水疱が多発した.水疱は緊満性で,小水疱が環状に配列する所見も見られた.組織学的には表皮下水疱で好中球の浸潤を伴う.蛍光抗体法にて基底膜部にIgA沈着を認めた.線状IgA水疱症と診断し,治療として当初DDS75mg/日で開始したところ肝障害を生じたため,50mg/日に減量した.この量では副作用もなく著効を示した
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