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臨床統計
群馬大学皮膚科における転移性皮膚癌の臨床的検討
A clinical study of metastatic skin cancer
龍崎 圭一郎
1
,
田村 敦志
1
,
永井 弥生
1
,
石川 治
1
,
宮地 良樹
1
Keiichiro RYUZAKI
1
,
Atsushi TAMURA
1
,
Yayoi NAGAI
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
,
Yoshiki MIYACHI
1
1群馬大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Gunma University School of Medicine
キーワード:
転移性皮膚癌
Keyword:
転移性皮膚癌
pp.500-503
発行日 1997年6月1日
Published Date 1997/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902233
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当科において過去11年間に経験した内臓癌の皮膚転移21例につき,臨床的ならびに組織学的所見を検討した.原発巣は肺癌,胃癌が多く,転移巣は原発臓器を覆う皮膚に多く見られた.また,組織像が扁平上皮癌であった6例は全例肺原発であり,腺癌と未分化癌では各種臓器を原発としていた.さらに皮膚転移を初発症状として内臓癌が発見された例が6例みられ,転移性皮膚癌の特徴を理解することは,原発巣を検索する上で重要であると考えられた.
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