Japanese
English
治療
糖尿病性浮腫性硬化症に低周波置針療法を行い治療効果を得た1例
A trial of acupuncture for diabetic scleredema
山内 律子
1
,
森田 明理
1
,
辻 卓夫
1
Ritsuko YAMAUCHI
1
,
Akimichi MORITA
1
,
Takuo TSUJI
1
1名古屋市立大学医学部皮膚科学教室
1Departmeut of Dermatology, School of Medicine, Nagoya City University
キーワード:
糖尿病性浮腫性硬化症
,
低周波置針療法
,
酸性ムコ多糖
Keyword:
糖尿病性浮腫性硬化症
,
低周波置針療法
,
酸性ムコ多糖
pp.182-184
発行日 1996年2月1日
Published Date 1996/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901781
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糖尿病性浮腫性硬化症に対し低周波置針療法を行い,自覚症状を含め臨床的にも組織学的にも改善が見られた1例を報告する.患者は46歳の男性で約10年前より糖尿病の治療を受けていたが,コントロール不良であった.約5年前より,背部の突っ張り感と硬化を自覚していたが,未治療のまま放置していた.パルスジェネレータを用いて週5回,計15回の針治療を行ったところ,良好な治療効果を得た.今回施行した方法は手技が簡単であり副作用もなく,本症の有効な治療法と思われた.
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