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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1994
IV 治療のトピックス
糖尿病性浮腫性硬化症の低周波置針療法
Pulsed electric current therapy (TENS) in diabetic scleredema
清水 正之
1
,
南川 光義
1
,
水谷 仁
1
Masayuki SHIMIZU
1
,
Mitsuyoshi MINAMIKAWA
1
,
Hitoshi MIZUTANI
1
1三重大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Mie University of Medicine
キーワード:
糖尿病
,
糖尿病性浮腫性硬化症
,
低周波置針療法
Keyword:
糖尿病
,
糖尿病性浮腫性硬化症
,
低周波置針療法
pp.155-158
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901212
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糖尿病性浮腫性硬化症の女性の2例に低周波置針療法を行い,背部皮膚の硬化が2例とも軽快した.組織学的に真皮膠原線維間に沈着する酸性ムコ多糖体は消失し,皮膚症状は消失した.従来のビタミンE,プロスタグランディンE1の血行改善作用に基づく作用機序とともに低周波置針療法は血液循環の増大のみでなく,リンパ液の輸送増大まで,局所の新陳代謝の活性化をみることが皮疹の改善につながったと考えた.
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