Japanese
English
症例報告
周産期水痘の1例
A case of perinatal varicella
松下 佳代
1,4
,
小出 まさよ
1
,
館 和宏
2
,
高野 純一
3
Kayo MATSUSHITA
1,4
,
Masayo KOIDE
1
,
Kazuhiro TACHI
2
,
Junichi TAKANO
3
1浜松赤十字病院皮膚科
2浜松赤十字病院小児科
3浜松赤十字病院産婦人科
4浜松医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hamamatsu Redcross Hospital
2Department of Pediatrics, Hamamatsu Redcross Hospital
3Department of Gynecology, Hamamatsu Redcross Hospital
キーワード:
周産期水痘
,
新生児水痘
,
免疫グロブリン
,
アシクロビル
Keyword:
周産期水痘
,
新生児水痘
,
免疫グロブリン
,
アシクロビル
pp.218-219
発行日 1995年3月1日
Published Date 1995/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901460
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- Abstract 文献概要
29歳の女性.妊娠37週4日で水痘に罹患した.母体への直接的治療と新生児水痘の予防という面から免疫グロブリンとアシクロビルを併用した.経過は良好で,母体の症状は急速に改善し,新生児も水痘の症状を示さなかった.安全性が確立されていないことからアシクロビルを含む抗ウイルス薬の使用を避ける例もある.しかし,重篤化する可能性もある新生児水痘の発症を考慮すると,経胎盤的な治療が必要とされよう.
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