Japanese
English
症例報告
結節性アミロイドーシスの1例
A case of nodular amyloidosis
木花 いづみ
1
,
寺木 祐一
1
,
荒木 由紀夫
2
Izumi KONOHANA
1
,
Yuichi TERAKI
1
,
Yukio ARAKI
2
1平塚市民病院皮膚科
2荒木皮膚科医院
1Division of Dermatology, Hiratsuka City Hospital
2Araki Clinic of Dermatology
キーワード:
結節性アミロイドーシス
Keyword:
結節性アミロイドーシス
pp.85-87
発行日 1994年1月1日
Published Date 1994/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901104
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55歳,男性.約4年前より両上眼瞼縁に自覚症を欠く常色丘疹が多発,数珠状に配列してきた.HE染色では真皮全層に好酸性無構造物質が沈着.この物質はコンゴー赤染色にて橙赤色を,その偏光顕微鏡下で緑色の偏光を呈し,電顕所見からアミロイドと同定した.抗AL(λ)抗体に弱陽性を示し,L鎖(λ)由来と考えられた.全身性アミロイドーシスを示唆する所見はなく,皮膚限局性結節性アミロイドーシスと診断した.過去の本邦報告例について若干の文献的考察を加えた.
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